- 記事掲載
- 2019年06月06日
当院理事長 井上雄一医師編集の書籍が発売されます。
子どもの睡眠ガイドブック‐眠りの発達と睡眠障害の理解‐
書名:『子どもの睡眠ガイドブック‐眠りの発達と睡眠障害の理解‐』
編集:駒田陽子 井上雄一
出版社:(株)朝倉書店
ISBN:978-4-254-30119-9 C3047
価格:4,700円(税抜)
発売日:2019年7月1日
- 目次はこちらよりご覧ください。
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第1章 眠りは命の源―眠りの大切さ―
- 1.1 睡眠現象はあらゆる生命体に‐哺乳類の動物種と1日の総睡眠時間‐
- 1.1.1 睡眠とは
- 1.1.2 動物種と人間の睡眠時間
- 1.2 成長発達と睡眠‐なぜ眠りが必要か,人の年齢別の睡眠時間‐
- 1.2.1 年齢別に必要とされる睡眠時間と睡眠構造の発達的変化
- 1.2.2 睡眠・覚醒リズムの発達に伴う変化
- 1.2.3 子どもの発達における睡眠の必要性
- コラム1 子どもの寝相はなぜ悪い
第2章 生体リズムと心身の健康
- 2.1 食と生体リズム
- 2.1.1 体内時計作用栄養学
- 2.1.2 時間栄養学
- コラム2 受験勉強を乗り切る塾弁・夜食って
- 2.2 光と生体リズム
- 2.2.1 光の非視覚的な作用
- 2.2.2 ヒトの概日リズムの測定
- 2.2.3 光による概日リズムの位相シフト
- 2.2.4 光によるメラトニンの分泌抑制
- 2.2.5 光の波長による違い
- 2.2.6 子どもへの光の影響
- 2.2.7 メディアとの関係
- コラム3 ブルーライトと睡眠
- 2.3 運動と生体リズム
- 2.3.1 ヒト生物時計の基本性質
- 2.3.2 運動による生物時計の調節機序
- 2.3.3 異なる照明条件下での運動が生物時計に与える影響
- 2.3.4 運動時刻の違いが睡眠と生理機能に与える影響
- 2.3.5 子どもの生活時間と生体リズムの乱れ
- 2.4 社会的ジェットラグと健康
- 2.4.1 クロノタイプ
- 2.4.2 社会的ジェットラグ
- 2.4.3 社会的ジェットラグが心身の健康に及ぼす影響
- 2.4.4 社会的ジェットラグから概日リズム変調へのグラデーション
- 2.4.5 社会的ジェットラグに対する取り組み
第3章 日本の子どもの眠りと睡眠教育
- 3.1 子どもの睡眠の文化的特徴‐世界と比較して‐
- 3.1.1 乳児の睡眠の文化差
- 3.1.2 幼児の睡眠の文化差
- 3.1.3 児童思春期の睡眠の文化差
- 3.2 就学前の子どもへの睡眠教育
- 3.2.1 就学前の子どもの眠りについて
- 3.2.2 寝ることに対する抵抗
- 3.2.3 睡眠教育を誰に行うのか
- 3.2.4 保育園の午睡が夜ふかしを促す
- 3.2.5 食事と入浴の順序を変更する
- 3.2.6 暗めでオレンジ色の照明に変更する
- コラム4 「保育所保育指針」の改定と指針における午睡について
- 3.3 小中高校生への睡眠教育
- 3.3.1 児童・思春期の睡眠問題とその影響
- 3.3.2 日中,授業中の眠気を強める要因
- 3.3.3 学校での睡眠教育のポイント
- 3.3.4 睡眠教育プログラム
- 3.3.5 生活リズムチェックリストの活用法‐目標設定の重要性‐
- 3.3.6 睡眠日誌を読み取るポイント
- 3.3.7 高校生への睡眠マネジメントの実践
- 3.3.8 学校での睡眠マネジメント実施形態と効果評価
- 3.3.9 遅刻・欠席日数の増加,不登校への対応と実践例
- 3.3.10 今後の課題と期待
- 3.4 子どもの睡眠・眠気の自覚的評価法
- 3.4.1 睡眠の評価
- 3.4.2 生体リズムの評価
- 3.4.3 眠気の評価
第4章 臨床編(子どもの眠りの病気)
- 4.1 乳幼児突然死症候群(SIDS)
- 4.1.1 乳幼児突然死症候群(SIDS)と乳幼児突発性危急事態(ALTF)の定義
- 4.1.2 疫学
- 4.1.3 病態
- 4.1.4 診断
- 4.1.5 発症リスクの軽減
- 4.1.6 家族への支援
- 4.2 睡眠中の異常行動(夜尿,夜泣き,悪夢)
- 4.2.1 夜尿
- 4.2.2 夜泣き
- 4.2.3 悪夢
- コラム5 金縛りは霊のしわざなのか?夢を見るのは眠りが浅いからか?
- 4.3 覚醒障害‐小児期の睡眠中の異常行動‐
- 4.3.1 覚醒障害の概要
- 4.3.2 症状と経過
- 4.3.3 鑑別診断
- 4.3.4 疫学的事項
- 4.3.5 病態生理
- 4.3.6 覚醒障害の治療
- 4.4 概日リズム睡眠・覚醒障害(CRSWD)
- 4.4.1 概日リズム睡眠・覚醒障害の診断
- 4.4.2 DSWPD,N24SWDの有病率,発生機序,合併症
- 4.4.3 DSWPD,N24SWDの治療
- 4.5 過眠症
- 4.5.1 ナルコレプシー
- 4.5.2 特発性過眠症
- 4.5.3 クライネ-レビン症候群(KLS)
- 4.5.4 睡眠不足症候群
- 4.5.5 その他,過眠を呈する疾患(薬物,頭部外傷など)
- 4.6 小児のむずむず脚症候群(RLS)
- 4.6.1 小児RLSの症状
- 4.6.2 小児RLSの疫学
- 4.6.3 RLSの病態
- 4.6.4 小児RLSの治療と対応
- 4.6.5 経過と予後に関する課題
- 4.7 発達障害と睡眠
- 4.7.1 総論
- 4.7.2 ASDと睡眠
- 4.7.3 ADHDと睡眠
- コラム6 子どもの睡眠問題に対する認知行動療法
- 4.8 小児の睡眠呼吸障害(SDB)
- 4.8.1 小児OSAの疫学
- 4.8.2 小児OSAの病態
- 4.8.3 小児OSAの診断
- 4.8.4 小児OSAの治療
- 4.8.5 小児OSAのマネジメント
- 4.9 上気道形態からみたいびきと閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)
- 4.9.1 上気道閉塞は流体力学的な現象である
- 4.9.2 上気道閉塞を解剖学的バランスから考える
- 4.9.3 小児OSAに対するアプローチ
- 4.9.4 いびきやOSAを予防するためには
- 4.10 遺伝性疾患と睡眠
- 1.1 睡眠現象はあらゆる生命体に‐哺乳類の動物種と1日の総睡眠時間‐