医療法人社団絹和会 睡眠総合ケアクリニック代々木

睡眠時無呼吸症をはじめとする、あらゆる睡眠障害に対し、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、循環器内科、神経内科、精神科、歯科や臨床心理士などが適切な検査・診断・治療を行う総合診療施設です。
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「不眠症」に対するカウンセリング

不眠症とはどのような病気ですか? 1.寝つきが悪くなかなか眠れない(入眠障害)
2.睡眠中にしばしば目が覚めてしまう(中途覚醒)
3.まだ眠いのに朝早く目が覚めてしまい、再び入眠できない(早朝覚醒)
4.十分な時間眠ったはずなのに熟睡した感じがない(熟眠障害)


成人のおおよそ4人に1人が不眠で悩んでいます。このような不眠症は、20~30歳代に始まり、中年期以降から急増しはじめ、40~50歳代でピークとなります。
また、女性に多く見られるのも特徴です。

どうして眠れなくなるの?
1.睡眠に関する不適切な生活習慣
睡眠を改善しようとよかれと思って取り組んでいる習慣(例:眠れない時間を考慮して長めに寝床で過ごす)が、かえって不眠を助長させてしまっていることがあります。
2.睡眠に関する不安やとらわれ
眠れない日が続くと、多くの方が睡眠に関して不安を感じるようになります(例:眠れなかったらどうしよう)。また、“○時間寝ないと翌日つらい”、“○時までには寝床に入らないと翌日つらい“といった睡眠に関する認識にとらわれすぎてしまうことも不眠を悪化させる大きな要因です。
3.ストレス、生活上の心配ごとなど
ストレスや心配事を強く感じるほど、頭にそれらのことが浮かんできやすくなるため、目が冴えてしまうようになります。
不眠症は慢性化するのですか?

ストレスや環境要因によって不眠が生じますが、長期化すると、眠れないこと自体がストレスとなり、寝室(ベッド)と不眠との関連が強くなることで、横になると目がさえるといった現象が起きてしまいます。
そして、特定の原因がなくても不眠が続くようになります。

不眠はどうやって治すの?

認知行動療法(不眠カウンセリング)

眠れない方の多くが不眠を改善しようと取り組んでいらっしゃる習慣や睡眠に関しての捉え方が、かえって不眠を助長していることがあります。そこで当院のカウンセリングでは、従来の睡眠医学的な観点だけでなく、皆様の睡眠に関する習慣や睡眠に関する捉え方に焦点をあてることによって、睡眠の質を高めていくことを目的とした認知行動療法というカウンセリングを実施しています。不眠症に対する認知行動療法の有効性は数多くの研究によって証明されており、純粋な不眠症だけではなく、身体の病に伴う不眠やうつ病をお持ちの方の不眠の改善にも有効であることが示されています。
さらに、2013年には厚生労働科学研究班・日本睡眠学会ワーキンググループが作成した睡眠薬の休薬・中止を目指したガイドラインにおいて、認知行動療法が睡眠薬の休薬・中止のために最も有効な治療法として推奨されています。
当院では、日本の睡眠医療の第一線で活躍する臨床心理士が、1人1人のお悩みに合わせ、生活を送りやすくなるように援助致します。


当院の認知行動療法の治療成績(※ 2013年度時点)

  • 認知行動療法をお受けになられた方の71%が健康な睡眠状態にまで改善しています。
  • 認知行動療法をお受けになられた方の79%が当初服用していた睡眠薬の半分量以下にまで減薬を達成できています。


認知行動療法の実際

1.睡眠を促すための正しい医学的知識の提供
睡眠をよりよくするための医学的知識について説明します。
2.睡眠の質を高めるための入床‐起床時刻の設定
お話をお聴きしながら、お一人一人のこころとからだの状態に合わせ、睡眠の質が高まるような入床‐起床時刻を見つけていきます。
3.睡眠に関するとらわれからの脱却
睡眠に関する不安や心配からの脱却を目指して、頭に浮かんだ考えに対する対処法について検討していきます。
4.専門的なリラックス法を通したからだへのアプローチ
からだをリラックスさせることによって、眠りをよくするための方法をお伝えします。
どのくらい眠ればよいですか?

多くの人は、7時間寝るとよく寝られたと感じ、6時間を割ると寝不足だと感じるようです。これはあくまで一般的な傾向であり、5時間眠ればよく寝られたと感じる人もいれば、8時間寝ても眠いと感じる人もいます。身長・体重や空腹・満腹感に個人差があるように、睡眠時間にも個人差があります。自分に適した睡眠時間、つまり、日常生活に支障を来さない程度の睡眠時間を探すことが大切です。


考えすぎは不眠のもと

「今日の商談は失敗だった」、「眠れなかったらどうしよう」、「明日のために早く寝なくちゃ」といった心配や考え事は、頭を冴えさせてしまい、不眠のもとになってしまいます。また、そのような考えを消そうとすればするほど、考えが頭から離れなくなってしまいます。不眠にお困りの方には、このような特徴がしばしば見られます。